閉経後(約50歳)の骨量は、毎年1~2%の割合いで減っていきます。そのため、骨が折れやすくなっていきます(骨粗鬆症)。
現在、骨粗鬆症の患者さんは人口の約1割を占め、1000万人と言われています。女性の平均寿命が83歳を越え高齢化の進む社会に於いて、骨粗鬆症が原因で骨折し、”寝たきり”になり、さらに痴呆(ボケ)になり易いと報告されています。また、国民総飽食時代に於きまして、カルシウム摂取量は厚生省の一般推奨値600mg/日を下回っています。
閉経後の30年間、生活の質(QOL ; Quality of Life)の向上のためには、骨粗鬆症の予防が大切です。
当院では、あなたの骨の健康状態をチェック(骨密度測定:DEXA法)して、骨量が低下した人には薬物治療を行っています。御相談下さい。